性感染症

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性感染症とは?

性行為を介して感染する病気のことです

性感染症(STD:Sexually Transmitted Diseases)とは、性行為を介して感染する病気のことです。主な性感染症として、「クラミジア」「ヘルペス」「梅毒」「カンジダ膣炎」「尖圭コンジローマ」「膣トリコモナス」などがあります。放置すると骨盤内炎症性疾患(PID)へ移行するリスクが高くなるため、早期発見・早期治療が肝心です。下腹部の痛み、発熱、おりものの増加・悪臭などの症状がある時には、できるだけお早めにご相談ください。

こんな症状はありませんか?

このような症状をお感じの場合、性感染症の恐れがあります。「恥ずかしい」「そのうち良くなる」と思って放っておかずに、お早めに当院までご連絡ください。

  • おりものがいつもと違う
  • おりものから悪臭がする
  • 外陰部がかゆい
  • 外陰部に痛みがある
  • 肛門まわりや外陰部にイボがある
  • 下腹部が痛む
  • 不正出血がある
  • 性交時に痛みがある
  • 排尿時に痛みやかゆみがある

など

よくある性感染症

クラミジア

「クラミジア・トラコマチス」という細菌に感染することで起こる病気です。10~30歳代といった若い世代で多くみられ、世界的にも多い感染症で、日本人でも最も感染者が多いとされています。無症状の場合が多く発見までに時間がかかるため、性行為を通じて他の人に感染させる恐れがありますので、「おりものがいつもと違う」などの異変に気づいた時には、できるだけ早く受診するようにしましょう。

ヘルペス

「単純ヘルペス・ウィルス」に感染することで起こる病気です。2~7日程度の潜伏期間を経た後、外陰部に水ぶくれや潰瘍などができ、痛みや発熱などの症状が現れます。排尿時に強い痛みが生じて、排尿が困難になることもあります。一度単純ヘルペス・ウィルスに感染すると死滅させることができないため、体力が落ちた時などに再発しやすいという特徴があります。

梅毒

「梅毒トレポネーマ」という細菌に感染することで起こる病気です。自覚症状がほとんどなく、また潜伏期間が長いため、性行為を通じて他の人に感染させる恐れがあります。放置すると妊娠時にお腹の中の赤ちゃんに感染したり、脳の神経が侵されてしまったりすることもありますので、「外陰部に小さなしこりがある」などの異変に気づいたらすぐに受診するようにしましょう。

カンジダ膣炎

「カンジダ」という真菌が膣に感染して炎症を起こす病気です。性行為によってというよりも、疲労、ストレス、睡眠不足などが誘因となって発症するケースが多いです。ヨーグルト状の白いおりものが出る、膣がかゆい、外陰部が痛むなどの症状が現れます。

尖圭コンジローマ

「HPV(ヒトパピローマウイルス)」に感染することで起こる病気です。20歳代などの若い女性で多くみられ、肛門のまわりや膣口、小陰唇の内側などにイボ状のできものができます。進行するにつれてイボが増えて、カリフラワー状になって、外陰部が全体的に腫れあがってしまうこともあります。妊娠中に尖圭コンジローマがあると、お腹の中の赤ちゃんに感染してしまう恐れがありますので、肛門まわりにイボがある時などにはお早めにご相談ください。

膣トリコモナス

「トリコモナス原虫」という原虫に感染することで起こる病気です。幅広い世代で多くみられ、性行為以外にも、タオルの使い回しや、下着や浴槽を介して感染することもあります。このように性行為の経験がない方でも感染する恐れがありますので、外陰部がかゆい、おりものの異変などの症状をお感じになったら、一度当院へご相談ください。