やむを得ず人工妊娠中絶手術をお考えの方へ
当院では妊娠11週までの人工妊娠中絶に対応しています

様々な事情により人工妊娠中絶手術をお考えの方は、南千里駅から徒歩1分のかまちレディースクリニックまでご連絡ください。当院では、妊娠11週までの人工妊娠中絶に対応しています。妊娠11週まででしたら、お体への負担を抑えて人工妊娠中絶手術を行うことが可能です。安全に手術が行えるタイミングを逃さないためにも、望まない妊娠により中絶手術をご希望になる方はできるだけお早めにご相談ください。
なお、妊娠12週以降は中期中絶となり当院では対応しておりません。そのため、連携病院をご紹介させていただきます。あらかじめご了承ください。
人工妊娠中絶手術の種類
初期中絶
手術できる時期
妊娠6週ごろから妊娠11週6日まで
手術の方法
吸引法や掻破法などにより人工妊娠中絶手術を行います
※当院では安全性の高い吸引法で手術しています
入院
なし
※日帰りとなります
役所への届出
不要
中期中絶
手術できる時期
妊娠12週以降から妊娠21週6日まで
※妊娠22週以降の中絶手術は法律で禁止されています
手術の方法
薬剤により人工的に陣痛を起こして、出産の形をとって人工妊娠中絶手術を行います
入院
通常、2~3日程度の入院が必要になります
役所への届出
胎児の死亡届の提出や、火葬などの手続きが必要となります
当院の中絶手術の方法
安全性が高い・体への負担が少ない「吸引法」
かまちレディースクリニックでは、中絶手術の方法として安全性が高く、お体への負担が少ない「吸引法」を採用しています。これはWHO(世界保健機構)でも高い安全性が認められている方法で、吸引端子を子宮に挿入して妊娠内容物を吸引します。「子宮内膜を傷つける恐れがほとんどない」「子宮穿孔(子宮に穴が開くこと)のリスクが少ない」「短時間での手術が可能」「出血が少ない」など、様々なメリットがあります。
従来、中絶手術では「掻破法」という鉗子を使用して妊娠内容物を掻き出す方法がとられていましたが、これには「子宮内膜を傷つける恐れがある」などのデメリットがあります。当院では基本的にすべての患者様に対して、安全性の高い吸引法で中絶手術を行っています。
吸引法と掻破法の比較
吸引法
方法
- 吸引端子を子宮に挿入して妊娠内容物を吸引します
メリット
- 子宮内膜を傷つける恐れがほとんどない
- 子宮穿孔(子宮に穴が開くこと)のリスクが少ない
- 短時間での手術が可能
- 出血が少ない
など
デメリット
- 妊娠内容物の遺残が起こる場合がある
※当院ではこれを防ぐために、術後などに超音波検査(エコー検査)で遺残がないか確認しています
掻破法
方法
鉗子を使用して妊娠内容物を掻き出します
メリット
妊娠内容物の遺残が少ない
デメリット
- 子宮内膜を傷つける恐れがある
- (吸引法と比べて)手術時間が長い
- (吸引法と比べて)出血が多い
など
中絶手術の流れ
- STEP01ご予約・ご来院
- お電話などで初診のご予約をお取りになってからご来院ください。当院では妊娠11週までの人工妊娠中絶が受けられます。妊娠12週以降の中期中絶につきましては、連携病院をご紹介させていただきます。
- STEP02初診
- 診察を行って、現在のお体の状態、病気の有無、服用中のお薬などをおうかがいするほか、超音波検査(エコー検査)で妊娠の状態、妊娠周数などを確認します。
- STEP03検査
- 手術前にクラミジアなどの性感染症の検査、鉄欠乏性貧血の検査などを行います。性感染症に罹患している、貧血がある場合などには、それらの治療を優先させます。問題がなければ、中絶手術の日時を決定します。
- STEP04手術前日
- 手術前日にご来院していただき、術前処置としてラミナリア桿(海藻を原材料とする細い棒 ※滅菌済み)を挿入して、子宮頸管を拡張します。ラミナリア桿挿入後は入浴禁止となりますので、シャワーで済ませるようにしてください。
手術前日の夕食は普段通りでかまいませんが、夜12時以降は絶食で願いします。夕食後、抗生物質と痛み止めを忘れずに服用するようにしてください。
- STEP05手術当日
- 手術当日の朝も絶食でお願いします。飲水も必要最小限の量に抑えてください。手術当日の朝も抗生物質と痛み止めを服用してください。
- STEP06ご来院
- 手術の同意書や生理用ナプキンなどをお持ちになって、お伝えした日時にご来院ください。なお、ふらつきなどの麻酔の影響が残る恐れがありますので、自動車・バイクなどでのご来院はお控えください。また、メイクやマニキュアなどは事前に落としておいてください。
- STEP07手術の準備
- 手術の同意書を確認した後、お体の状態を確認して手術が可能かどうか判断します。
- STEP08手術開始
- 麻酔を施した後、中絶手術を開始します。手術時間は10分程度で、ほとんど痛みはありません。
- STEP09リカバリー
- 手術後は、麻酔から覚めるまでリカバリールームでお休みいただきます。その後、診察を行って問題がないか確認し、手術後の注意点や避妊のことなどについてお話しさせていただきます。
なお、手術後しばらくは少量の出血が続くため、膣内にカーゼを入れます。また、抗生剤(感染症防止のため)と子宮収縮剤(子宮の戻りを良くするため)を処方しますので、必ず服用してください。
- STEP10術後の診察
- 翌日ご来院いただき、膣内のカーゼを取ります。また、超音波検査(エコー検査)で子宮の状態を確認します。さらに1週間後、再度ご来院いただいて、子宮の状態を最終確認します。
なお、手術後の出血は1週間程度続き、徐々になくなっていきます。出血が長く続いたり、出血量が増えていたりするような場合には、お早めに当院までご連絡ください。